蔵王温泉は、西暦110年頃に日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の家来の吉備多賀由(キビノタガユ)が発見したと伝えられております。以来、福島の信夫高湯(シノブタカユ)、山形の白布高湯(シラブタカユ)とともに「奥州三高湯」の一つとして「最上高湯(モガミタカユ)」と呼ばれていました。昭和31年の市町村合併に より山形市に編入になった時から「蔵王温泉」と呼ぶようになりました。
創業は約1,000年以上前と言われており、現在の館主で33代目の老舗です。
代々「近江屋八右衛門」と呼ばれております。
どこか懐かしいモダンな装飾品や、竹久夢二の版画も館内に飾られ、まるで美術館のような雰囲気です。
ノスタルジックな館内を案内され、到着したお部屋は広々とした空間にレトロな色合いが印象的な和室。
大正モダンな色合いで統一された雰囲気を楽しみながら、我が家のようなくつろぎをかんじていただけます。
蔵王温泉は、開湯西暦百十年、いまから1900年ほど前、日本武尊の東征に従った吉備多賀由(キビノタガユ)により発見されたという伝説が残る日本最古の温泉地のひとつです。多賀由が、矢の毒を癒すために入浴したところ、たちどころに傷は全快したという伝説が残っているように、きりきず、やけどや慢性皮膚病などに効果があり、強酸性の硫黄泉である温泉に浸かっていると、自然と肌が活性化しているかのよう。また、肌を白く滑らかにする効果もあるため女性にも人気です。
1分間に4石(720リットル)もの豊富な湯が湧き出しています。
内湯、玉子風呂・泡風呂・源泉風呂。
窓枠に至るまで総木造りの浴室は、秘湯の雰囲気たっぷりです。
当館は、立地の関係や、昔ながらの老舗宿の建物の構造で、何かとご不便おかけするところがございます。
その分、サービス面で十分ご満足頂けるようより一層努力して参りますので、ご了承の程頂ければ幸いでございます。
当館では、源泉がとても近い位置にあり、こちらの泉質が貴金属類がとても錆びやすい泉質でございます。また、大正ロマンを忠実に再現するため当時の趣のまま残しておりますので、館内にはエレベーターがございません。
階段の上り下りが多いですが、当時の往来に思いを馳せながらお過ごしいただければ幸いです。
山形県蔵王温泉は、冬になりますとスキー客が賑わう豪雪地帯にございます。
そのため露天風呂は冬期間の間、屋根からの落雪が危ない為、やむを得ず閉鎖させていただいております。
ご不便をおかけいたしますが、何卒ご了承くださいませ。